インタビュー

アッシュ・ペー・フランス株式会社 エシカルプロデューサー 坂口 真生様インタビュー

アッシュ・ペー・フランス株式会社
エシカルプロデューサー
坂口 真生 様

2003年アッシュ・ペー・フランスにプレスとして入社。セレクトショップ、アート事業、Eコマースの立上げに参画。2013年日本最大のファッション・デザイン合同展示会「rooms」で日本初となるエシカルをテーマとしたエリアを立上げる。その後、銀座三越、ルミネ、東急百貨店、阪急百貨店など商業施設にてエシカルキャンペーンを企画運営する。2017年6月、エシカル事業部を立上げ同事業部ディレクターに就任。日本エシカル推進協議会発起人・アドバイザー。

Q.繊維業界における在庫問題について考えをお聞かせください。

繊維業界、問題だらけですね。昨今大きな問題になっていると思うのですが、基本的には表に出てこないことが沢山あります。この業界にいると問題は山積みという意識はずっとあって、皆さんが認識していたところがやっと表に出てきたという感じです。

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Q.在庫廃棄はどのような理由で行われていると思いますか?

見た目、デザイン的な所、パーツの問題とかで廃棄になってしまい、それがうまく循環できない業界独特の理由というのもありますね。そういうことが改善されないまま積み重なって、廃棄がどんどん増えているということは感じています。

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Q.廃棄処分がなくならない理由は何だとお考えですか?

「企業」と「行政」と「消費者」この3つが、それぞれの理由で問題を注視していなかったとことだと思います。先送りにしたり、優先順位が違っていたりとか。そういう問題があって、繋がって連携していなかったのではないでしょうか。ブランディングとか、企業は企業なりの問題意識があり、行政は行政で、国に対しての優先順位等という都合があります。その結果としてこんな状況になってしまっているのではないかとは思います。

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Q.ブランド毀損と廃棄の関係について、どう思われますか?

企業・ブランドが自分達のイメージを守っていかなければならないということ自体が廃棄と結びついてしまうため、マイナスのイメージになってしまっていると思います。例えば最近で言うと、プラスチックごみ問題とか凄く騒がれて世界的に問題になりましたが、それに対応する企業がストローを使わないとか代替品に変えていくとか、そういう問題にトピックがすり替わっていると思います。やらなきゃいけないから一見やっていることは正しいような感じはするのだけれど、実は問題の核がちょっとずれているのではないでしょうか。ストローの代替品を作ることで逆にゴミは増えるという実情もあったりするので。「まずはリサイクルのために何をするべきか」というところと「やらなきゃいけないこと」がずれているように思っています。その辺がもっと会話できる企業とか、理解してくれる担当者とかが増えていくことが大事なことだと思うんです。

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Q.スマセルの取組に対して

画期的な仕組みを作られていると思います。可能性が無限大にあるな、という感覚もあります。代表の福屋さんは若くエネルギーがあって、繊維業界の現場を知っているというバックグラウンドもあるので、時代を変えていく風を感じました。本当に期待しています。

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